本編の主人公。源為義の八男で九州を平定したため鎮西八郎御曹司とも。
為朝の父。
第七十四代天皇。崇徳院の父。
第七十五代天皇。作中では上皇として現れる。弓張月に登場する皇族では一番メジャー。保元の乱で負け魔道に入る。新院と呼ばれる事も多い。
鳥羽上皇の皇后。近衛院の母。
鳥羽上皇の皇子。
崇徳院の部下。
崇徳院の部下。弓張月序盤の敵役で為朝を九州へ追いやった。平治の乱にて死す。
蔵人所の所属で禁中警護の武士。弓の名手。為朝に矢を放った。
蔵人所の所属で禁中警護の武士。弓の名手。為朝に矢を放った。
為朝の乳母子。為朝の九州行きに唯一ついていった。
為朝が九州に行った際に最初に頼った人物。
別名:八町礫紀平治太夫(はつてうつぶてのきへいじだいふ)。為朝の部下のスーパーマン。祖父が琉球出身の九州人。
紀平治の妻。
為朝の部下の狼。
為朝の部下の狼。死後陣太鼓となる。
体内から青い珠が出てきた大和の大蛇。蛟(みずち)とは違うらしい。
98年前に放たれた足に金の鎖をつけている鶴。後に女の姿で為朝の夢に示現したり、猴退治したり、琉球に行ったり、伊豆大島にも現れたりと色々する。
白縫の父。九州の豪族で為朝の舅その1。
為朝の正妻にしての母。美人で賢くて女傑。
白縫のペットの猿。腰元の一人を殺し退治される。
白縫の女使の1人。猿によって殺される。
為朝に「鶴を持って上洛せよ」と言いに行った使者。
為朝の兄の1人。長男。弓張月では為朝の兄は彼だけ覚えておけば良い。
占い師。琉球に行けば百日以内に鶴が見つかると当てた人。
琉球編における最大の敵。道士。
琉球国王。寧王女の父。天孫氏二十五世。
国王の一人娘。琉球篇のヒロイン
寧王女の母。尚寧王の第二王妃。
尚寧王の后。
体内から琉と球の珠が出てきた大蛇。
為朝に九州帰還は止めよとの宣旨を伝えた人物。
崇徳院の第一皇子。
第七十七代天皇。崇徳院の弟。
為朝が保元の乱で敗れた事を聞きつけ、忠國の屋敷に早速攻め込んだ九州の豪族。
為朝が保元の乱で敗れた事を聞きつけ、忠國の屋敷に早速攻め込んだ九州の豪族。
為朝二十八騎の1人であるが、馬琴は国許に残ったと設定したようだ。
為朝二十八騎の1人であるが、馬琴は国許に残ったと設定したようだ。
菊池・原田の家臣。忠國の屋敷に攻め込む。
菊池・原田の家臣。忠國の屋敷に攻め込む。
かつての為義の馬飼。落ち武者となった為朝を助ける。
為朝に矢傷を負わせるも、退治される。
藤市の甥だが叔父に似ず放蕩者。為朝を売り白縫に成敗される。
武藤太の密告により、湯治していた為朝を捕える。
重貞が為朝を差し出した先。
頼長の兄にして関白。さしもの信西もこの人には逆らえず、死罪だったはずの為朝の罰を軽くして伊豆の大嶋に遠流させたのがこの人。
第12回P180に登場するが『法性寺』の読み方は不明。
伊豆の国司。為朝を伊豆大島に流した。
丈六とは兄弟で船乗り。武藤太の友。
丈五とは兄弟で船乗り。武藤太の友。
伊豆大嶋の代官。簓江の父。為朝の舅その2。
小人であり最初は村人や為朝に嫌がらせをしていたが、攻め込まれてからは為朝の部下となった。
為朝の妻の1人。忠重の娘だが父には全く似ていない。二男一女の母となる。
簓江の3人の子供の長男。
簓江の2番目の子供。
簓江の末の子供で長女。
第七十八代天皇。後白河院の第一皇子。平治の乱の頃の天皇。
別名、藤原信頼。どこまで名前か解らん。
後白河帝の寵臣で信西と權を争い、ついにいくさを起こす。一旦は信西の首をはねるもすぐに平清盛に討たれる。これが平治の乱。
ご存知の通り平氏の繁栄を築いた人物。平治の乱の後はますます平氏の天下となる。
にょこに夢枕で大和言葉を教えた存在。伊勢に住んでいるらしい。正体は天照大神。
東の七郎三郎の娘。為朝の妻の1人。
にょこの従妹。山猫に生んだばかりの赤ん坊を食い殺され、にょこに仇をとってもらう。四郎五郎の妻。
にょこに退治され、女性たちに滅多打ちにされるデカい猫。
にょこと為朝の子供。
にょこと為朝の子供。後に出家して二郎法師、八丈島の嶋人からは弥陀寺の宮と称される。
何故か為朝のことを知っていた男の嶋の嶋人。にょこの従妹の夫。
にょこの父。為朝の舅その3。
為朝の遠縁。朝稚を実子扱いで養子にする。
義康の部下。
第八十代天皇。後白河院の第七皇子。平氏全盛期の頃の天皇。
茂光が大嶋に攻め入った時の宗従の大将その1。
茂光が大嶋に攻め入った時の宗従の大将その2。
茂光が大嶋に攻め入った時の宗従の大将その3。
おそらく宇佐美平二。茂光が大嶋に攻め入った時の宗従の大将その4。
茂光が大嶋に攻め入った時の宗従の大将その5。
茂光が大嶋に攻め入った時の宗従の大将その6。
茂光が大嶋に攻め入った時の宗従の大将その7。
茂光が大嶋に攻め入った時の宗従の大将その8。何故か最終回でまた登場。
外国人ではなく通常の人ではないという意味。にょこと子供達と従妹夫婦の前に示現した老人。伊豆七嶋に八郎明神を建立し、ギ[嗜ー口]婆明神(天照大神)信仰を取り入れる原因となった。
ザコ海賊。と思ったら再登場した。すぐやられたけど。朝稚を見て悪い心を起こす。
為朝の兄義朝の舅。熱田神宮の宮司で嶋君を養女にする。
季範の父。
季範の息子で嶋君の夫。
義實と嶋君の長男で為朝の孫。
義實と嶋君の次男で為朝の孫。
ある時は為朝に割符を渡した通りすがりの若者。ある時は怪しい猟師。正体は為朝二十八騎の1人高間四郎の息子。
白縫に最後まで付いていった女の童が成長した姿。高間太郎と夫婦となり猟師生活をしている。
為朝の嫡男。後の琉球王。号は歓會殿(くわんくわいでん)。舜天王(しゆんてんわう)。諱は尊敦(たかあつ)。
最初は襲ってきたが、高間太郎・磯萩が乗り移って紀平治と舜天丸を背に乗せ姑巴迅麻へ連れて行った。
姑巴迅麻で舜天丸を救った謎の老人。鶴と関係が!?
佞人。中婦君のいとこで尚寧王のお気に入り。
矇雲のクーデター後は南風原の城にこもり、偽王子を立て阿公を王子の使にし陶松壽を軍師にする。
一旦、為朝を部下にする。
國相。中婦君の父で利勇のおじ。琉球編の時点で既に故人。
廉夫人の父。寧王女の祖父。毛國鼎のおじ。尚寧王の勘違いで討たれる。
忠臣。寧王女の味方。廉夫人の従弟。
新垣の夫で鶴と亀と偽王子の父。陶松壽の師匠で査國吉の上司。
琉球の守護神。君真物にも色々いるらしいが椿説弓張月における琉球関係の神様は全部君真物のようだ。
託女の長。登場時で既に60過ぎの老女。
いけにえ騒ぎの後に北谷へ追放されるがそのうち利勇に呼ばれて戻ってくる。その後男の赤子をさらってきて王子だといつわり、かなり後半まで王位を狙うがその理由は一体何故か?
阿公の父。
廉夫人の年の離れた異母妹。寧王女と同じ年だが、王女とは叔母・姪の関係。
寧王女と同じく辰の年月日時刻の生まれだが、辰の日は月に3回ある事とその年は閏月だった為、寧王女より一ヶ月早く生まれたらしい。
命婦という官名を賜っている。
真鶴の母。廉夫人の義母(父の後妻)
毛國鼎の妻。鶴と亀と偽王子の母。元捨て子で父母は不明。
川のほとりに捨てられていたのを毛國鼎の父毛國相に拾われ成長後、毛國鼎と結婚する。
15歳の時に老女に化けた毒蛇を退治したという武勇伝がある。毛國鼎の武芸の弟子。
間者となって利勇に使えていた。ひそかに真鶴の夫となる。
こちらは智によって忠を尽くすタイプ。
後に利勇と為朝の軍師となる。為朝を諌める場面すらある。
毛國鼎の妻である新垣の従弟。
しかし王宮からは毛國鼎を恨んでいると思われている。松壽とは同志。こちらは血気にはやるタイプ。
あれ。何で捨て子で前の國相に拾われたはずの新垣に従弟がいるんだ?もしかしたら毛國鼎の親戚かもしれない。
毛國鼎と新垣の長男。為朝が琉球に到着したときは14歳、矇雲を討った時は22歳の若者。詳しい活躍を書いたら完全ネタバレになるので省略。
毛國鼎と新垣の次男。為朝が琉球に到着したときは12歳、矇雲を討った時は20歳の若者。詳しい活躍を書いたら完全ネタバレになるので省略。
毛國鼎に仕えていた老僕。しかし裏切る。
ある程度成長しているのに、重要キャラなのに作中で固有名詞が見当たらないので辞典を作るとき困った。
残篇の人物紹介では中山王子とあったのでこれが正式と考えてよいはず。
中婦君が産んだ王子であり琉球王国の正式な王位継承者とされている(外から来た為朝はそう勘違いしていた)が、実際は阿公がどこからかさらってきた赤ん坊だとは皆知っていた。
正体は毛國鼎と新垣の三男で鶴と亀の弟。だから一応金枝玉葉ではあるのだけど。
ただ禍一字で表す場合もある。形は牛に似て、頭は虎に似る獣。
追われていた寧王女・査國吉主従を助ける。
追われていた寧王女・査國吉主従を助ける。
官職名を入れて耳目官全廣(じもくくわんぜんくわう)と書かれる事も多い。 矇雲の部下。結構出番多い。
利勇の部下。それにしても中華風の名前。
利勇の部下。音だけ聞けばイタリア辺りにいそうな名前。
保似村の村正・某甲が女児。賽銭箱の中に隠れていた美女で自称・元王宮の女官。さて正体は?
佳奇呂麻嶋で島人達と共に白縫王女の世話をしていた島長。まさか終盤であんなに出番があるとは思わなかった。
白縫王女の女の童。鶴の意。
白縫王女の女の童。亀の意。
官名を入れると三司官棟遜(さんしくわんとうそん)。矇雲の部下。
出ねえよこんな漢字。それはともかく利勇の部下。
利勇の部下。
小禄(という土地)の按司。為朝の部下。翰の字がまさか変換できるとは思わなかった。
八頭山(という土地)の土官。為朝の部下。
矇雲の部下。
正体は源九郎為仲(みなもとのくらうためなか)。名前で解るように保元の乱で死んだ為朝の弟。 林太夫に為朝と王女を助けるように示現する。
巴麻島に何故かいた不思議な仙童。非常に神秘的な雰囲気。おそらく鶴の関係者。
為朝ら4名が泊まった白屋に住んでいた女性。年齢は30あまりで片目が見えない。真鶴に似ているがどうやら山賊とも繋がりがあるようだ。さて、正体は?
猟師。悪人側。
猟師。悪人側。
猟師。悪人側。
猟師。善人側。
猟師。善人側。
猟師。善人側。
猟師。善人側。
猟師。悪人側。
猟師。悪人側。
通称、津嘉山の平覇。阿公の部下。元松壽の私兵と見せかけ実は矇雲の間者。ってノートには書いてあるがこいつこんな複雑な設定だったっけ?さっぱり思い出せない。
通称、仲井間の宣壽。阿公の部下。元松壽の私兵と見せかけ実は矇雲の間者。最近チョイキャラ多いな・・・。
通称、古波蔵の安桀。阿公の部下。元松壽の私兵と見せかけ実は矇雲の間者。
昔の琉球王の1人で天孫氏十八世。毛國鼎の家系の系図を遡るとこの王に行き着くためこの一家も中山王子も金枝玉葉である。ただ継承権は果てしなく遠そうだが。
最近愚痴が多いがさすが王様であるだけ人名の偏が全部王偏でPC上に出すのが大変だった。馬琴先生も、更にその前の天孫氏の系図を書いた人も、それ以前に実在したかどうかは知らないが玻琳王自身も数百年後にこんな愚痴をこぼされるなんて思いつきもしなかったろう。
松壽の部下だったところを敗走し、阿公と中山王子につく。後に為朝の部下になる。
松壽の部下だったところを敗走し、阿公と中山王子につく。後に為朝の部下になる。
壽の部下だったところを敗走し、阿公と中山王子につく。後に為朝の部下になる。
松壽の部下だったところを敗走し、阿公と中山王子につく。後に為朝の部下になる。他に彼らのような連中が250~260人いる。
浦添の按司伯[糸L]の僕。
浦添の按司。
宣野湾の賊将。為朝軍への兵糧を奪い取ろうとしたら返り討ちにされる。しかも島人に。その上弓矢や刀鎧まで取られる。
土中に埋まっていた生後百日程の双子の男の子の方。松壽と真鶴の子供であり、また顔が似ているので高間太郎の生まれ変わりであろうと思われ、この名が付いた。千歳は為朝らと会った時点で4ヶ月だったらしい。
土中に埋まっていた生後百日程の双子の女の子の方。松壽と真鶴の子供であり、また顔が似ているので磯萩の生まれ変わりであろうと思われ、この名が付いた。
いや、高間太郎と磯萩の生まれ変わりであるのは嬉しいが、夫婦者がきょうだいに転生するのは可哀想だな。来世では別の配偶者を見つけろってか?
後の舜天王の王妃。5歳で17歳の舜天王の王妃になったのには驚いたが、為朝や白縫王女ももう40代だったので世代交代の象徴だろうか。
今まで何度か書いた存在であるがもう一度項目を立てる。天孫氏の父にして海神。また君真物であり南極老人。福禄壽仙とも。
林太夫の女児。おそらく舜天王の第二妃。
鎮西の武士。琉球に進軍しようとしたが、舜天王と和睦。
舜天王の息子。弓張月における後日談のキャラの多さや行く末は八犬伝とは比べ物にならないくらい楽なんだが・・・うん。
ご存知足利尊氏。舜天王の後身(うまれかわり)らしい。
舜馬順[|熙]の息子である琉球王。
讃岐國の守護の従者。齢70過ぎ。元筑紫人で崇徳院の山陵前で切腹していた謎の武士の鑑定をする。
朝稚の息子。朝稚が夢で父の活躍を見たとき、その長物語を当時8歳だった嫡男義氏に話した。義氏は賢かったのでそれを全て記憶し、ひそかに後世に伝えた。
室町時代初期の武将で歌学者。貞世ともいう。上の義氏がひそかに記した物語を後の世で見る。馬琴先生はこれを見たという設定にしたのかな?
頼朝が討った平安時代末期の豪族。討つ際には為朝の神通があったという。
筑後國山門群の郷士。艶美たる女児がいる。
筑後國山門群の郷士。艶美たる女児がいる。
東莊司の孫で源氏が強くなった文治四年に世に出る。この前後の記述によると他の為朝の子供達も皆世間を歩けるようになったらしい。
・・・って八犬伝ほどじゃないけど後日譚の登場人物やっぱ多いよ!あと3ページなのに何人新キャラを出す気だ。
西莊司の孫で源氏が強くなった文治四年に世に出る。源太とは同年同月生まれの異母兄弟。
後に腹を原に書き改め、今なおかの国には東原氏西原氏がいるが、馬琴先生の時代には西原氏が多いらしい。
・・・この2人ラスト3ページでいきなり出てきたけど本当に為朝の子供なのか?付属に日本各地の為朝信仰の紹介があったけど、この調子で“八郎御曹司の御胤”も何か続々出てきそうなんだけど。
義氏の部下。
尊氏を追い詰めるも尊氏側の神の助けにより敗退。
脇屋義助の子で新田義宗側の武将。尊氏側の神の助けにより越後へ敗走。